1 ホヤの利用状況

 海のパイナップルと称され、夏の味覚としてなくてはならないマボヤであるが、わが国では東北・北海道を除き、案外利用されていない。マボヤの分布範囲は広く、北海道から九州、さらに朝鮮・山東半島方面までに及んでいるが、太平洋側では、牡鹿半島、日本海側では男鹿半島以北に多く、特に、岩手県宮古市付近から宮城県金華山に至る三陸沿岸が主産地となっている。ホヤの仲間にはマボヤのほか、日本だけでも百数十種もあるが、専ら食用としているのはマボヤの他に北海道で食されるアカボヤくらいである。

 マボヤの独特の風味は食べ慣れた人には堪らない魅力であるが、初めての人には少しきつすぎるかもしれない。この風味は揮発性の微量成分でホヤ特有の不飽和アルコールCynthiaolによるものである。ホヤを食べた後に水を飲むと口中に甘く爽やかな味わいが広がるが、これはグリシンやアラニン等のアミノ酸と塩基としてグリシン・ベタインの作用によるものとされている。

 マボヤは消化されやすく、吸収の速い動物性炭水化物の供給源として貴重であり、カキと並ぶ優れた海産栄養品ということができる。ホヤの旬は夏で、冬のホヤに比べグリコーゲン含有量が約8倍になり、甘みと旨味が増す。ホヤの産卵期は冬であり、3〜4月頃より回復し始め肉重量も増加する。6〜7月には最大となることから、古くから「ホヤは藤の花が咲く頃が旬」とか「ホヤはキュウリと食え」と言われているが、よく的を得ている。

マボヤは、原索動物門、尾索綱、ホヤ目、壁性亜目に属する。

殻を切って中身を見れがわかりますが、海鞘は動物です。岩などにくっついてじっとしている姿は一見して動物には見えませんが、実は海鞘はすべての動物の中で我々脊椎動物に最も近縁だと考えられている動物の一つです。近頃はよく内陸や関東の店頭でも販売しているところを見かけますがホヤ貝と表示しているときがあります。
岩にへばりついているのでそのように見えるかもしれませんがれっきとした動物です

その証拠に海鞘は卵からうまれたばかりの頃は、一見して魚や蛙のオタマジャクシに似た幼生の姿で海の中を泳いでいます。顕微鏡で見るとこの写真のような姿をしています。
彼等の尾には背中側に走る「脊索」という組織があり、その両脇には筋肉、背側には神経管が配置します。このような体は我々の体と非常によく似ています。そういうわけで、海鞘は私たち脊椎動物と共に「脊索動物」という分類群に入れられています。このような幼生はしばらく泳いだ後に岩などに付着して変態し、一見我々とは似ても似つかない大人の海鞘になります

海鞘(ホヤ)とは


独特の 香りが身上なので、新鮮なものを使う。  
“ほやの酢のもの” とりたての新鮮なほやを三杯酢で食べる。
香り豊かな酒の肴。 
三杯酢の中に、しょうがの絞り汁を少量入れると香りを柔らげる。
また、ほやの汁は取っておくと、生で食べる場合にはつけ汁としても利用できる
「海を、そのまま食べてる。
“ほやのさしみ” 強烈な磯の香りそのままに、
手を加えない生食。一度食べたら忘れられないという味。

ただし、10人中8人は嫌いだと言うかもしれませんが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 出所:宮城県水産研究開発センター

5月から8月までが旬です!

マルネットグループTOPへ